日本女子大学人間社会学部教育学科教授の山下絢氏と浜松医科大学子どものこころの発達研究センター特任教授の土屋賢治氏は、「子どもの生活と学びに関する親子調査(JLSCP)」の二次解析を行い、日本の小・中学生の睡眠時間と親の教育アスピレーション(子供にどの程度の教育を達成させたいかという親の熱意、教育期待度)との関連を検討。その結果、母親の高い教育アスピレーション(大学卒業以上を期待)が中学生の睡眠時間の短縮と有意に関連し、週1回以上の塾通いが両者の関連を部分的に媒介していたとSci Rep(2025; 15: 41862)に発表した。(関連記事「日本では健康な小児も睡眠不足」)