子供の認知的、感情的、心理的、社会的発達は出生前から始まり、生涯にわたり継続するため、男性がパートナーの妊娠期に胎児への愛着を形成することは、出生児の精神的健康と心理的発達において極めて重要である。大阪大学大学院保健学専攻の田林麻里絵氏らは、妊婦(母親)とパートナーの男性(父親)を対象に、質問票を用いて母親の妊娠後期における父親の胎児への愛着を高める因子を検討する縦断研究を実施。結果をBMC Pregnancy Childbirth(2025年11月27日オンライン版)に報告した。(関連記事「高齢の親から生まれた子は問題行動が少ない」)