TNF受容体関連周期性症候群(TRAPS)は指定難病の1つで、発熱、皮疹、筋肉痛、関節痛、漿膜炎などを特徴とするまれな常染色体優性遺伝性の自己炎症性疾患(AID)である。ドイツ・Heidelberg University HospitalのNorbert Blank氏らは、小児および成人のTRAPS患者を対象に抗インターロイキン(IL)-1抗体カナキヌマブの有効性と安全性を検討する前向き研究RELIANCEの中間解析を実施。追跡期間を通じて患者報告に基づく疾患活動性はおおむね良好に維持されており、重篤な有害事象の報告はなかったとRheumatol Ther(2025年11月26日オンライン版)に報告した。(関連記事「自己炎症性疾患を知ろう」)