経口セマグルチドへの切り替えで腎機能低下抑制

2型糖尿病患者対象の後ろ向き研究

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 GLP-1受容体作動薬セマグルチドの皮下注製剤(商品名オゼンピック)は、慢性腎臓病(CKD)合併2型糖尿病患者における腎疾患イベントのリスク低減が報告されているが(N Engl J Med 2024; 391: 109-121)、経口薬(商品名リベルサス)の腎保護効果に関するエビデンスは限られている。秋田厚生医療センター糖尿病・代謝内科科長の高嶋悟氏は、他のGLP-1受容体作動薬(リラグルチド、デュラグルチド)から経口セマグルチドに切り替えた2型糖尿病患者を後ろ向きに検討。「経口セマグルチドへの切り替えにより、腎機能低下を抑制する可能性が示唆された」と第40回日本糖尿病合併症学会(11月14~15日)で報告した。(関連記事「GLP-1薬への切替えで肝脂肪化・線維化改善」「〔ACC.25速報〕経口セマグルチド、高リスク糖尿病の心血管リスク抑制」)

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