カナダ・McGill UniversityのRobert Goulden氏らは、集中治療室(ICU)入室患者17万例超を対象に、低マグネシウム(Mg)血症へのMg補充療法による不整脈抑制効果を検討する非ランダム化比較試験(RCT)を実施。その結果、血清Mg濃度の要治療カットオフ値は施設ごとに1.6~2.0mg/dLの幅があり、現行のカットオフ値と用量でのMg補充は心室性または上室性の頻脈性不整脈を有意に減少させなかったとJAMA Intern Med(2025年12月8日オンライン版)に発表した。(関連記事「マグネシウム補充で血圧が低下」)