新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するmRNAワクチンについて、接種後の長期的な死亡リスクを未接種者と比較したデータが示された。フランス国立医薬品・保健製品安全庁(ANSM)と国立健康保険基金(Cnam)による共同研究グループ(EPI-PHARE)のLaura Semenzato氏らは、ワクチン接種者2,200万人超と未接種者約590万人を対象としたコホート研究を実施。その結果、中央値で45カ月の追跡期間において、未接種群に比べ接種群は重症コロナウイルス感染症(COVID-19)による死亡リスクが74%低く、全死亡リスクの上昇も見られなかったとJAMA Netw Open(2025; 8: e2546822)に発表した。