肛門括約筋、分娩後1カ月でおおむね回復

マノメトリー(肛門内圧検査)を用いた国内での前向き調査結果

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 妊娠・分娩は肛門失禁の原因の1つとされる。海外では大規模疫学調査や症状改善のための介入研究が複数なされているが、国内で客観的な指標を用いて分娩前後の肛門機能を網羅的に評価した前向き研究は乏しい。筑波大学消化器外科准教授の大原佑介氏は、正常妊婦33人を対象とした前向き試験を実施。「マノメトリーを用いた解析により、分娩後の肛門括約筋機能は産後1週間で有意に低下し、1カ月でおおむね回復することが明らかになった」と第80回日本大腸肛門病学会(11月14~15日)で発表した。

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