脳動脈瘤は、未破裂のまま経過する例が多い一方、低リスクとされる10mm未満の瘤でも破裂が生じることが知られており「どの症例を治療すべきか」を見極めることが臨床上の大きな課題だった。東京慈恵会医科大学脳神経外科学講座教授の村山雄一氏らは、未破裂脳動脈瘤の将来的な破裂リスクを高い精度で予測する人工知能(AI)モデル「POLARIS」を開発。結果をJAMA Netw Open(2025; 8: e2550772)に掲載した。予測精度は従来のリスク評価指標であるPHASESスコアおよびUCASスコアを上回るという。