近年、大腸手術では低侵襲手術が標準的手法となっている。しかし、術後早期回復プログラム(ERAS)下においても、ほぼ半数の患者が術後に中等度~重度の疼痛を経験する。中国・Sun Yat-sen University Cancer CenterのLiquan Zheng氏らは、腹腔鏡下大腸切除術後のERASとしての腹横筋平面ブロック(TAPB)+モルヒネ髄腔内投与(ITM)併用療法の有効性と安全性を検討する二重盲検ランダム化比較試験(RCT)を実施。その結果、TAPB単独の対照群と比べITM併用群では術後の回復が良好で、疼痛や悪心も軽減されたとJAMA Surg(2025年12月23日オンライン版)に報告した。(関連記事「周術期の絶食期間の短縮化が術後早期回復に寄与」)