Mycoplasma genitalium(マイコプラズマ・ジェニタリウム、以下MG)は、非クラミジア性非淋菌性尿道炎の主要な原因菌として知られる。近年、薬剤耐性化が臨床現場における最大の懸念事項となっている。国立健康機器管理研究機構(JIHS)国立国際医療センターの安藤尚克氏は、最新のホールゲノム解析を用いた研究成果を第38回日本性感染症学会(12月20~21日)で報告。日本の男性間性交渉者(MSM)のコミュニティー内において、第一選択薬のマクロライド系だけでなく、第二選択薬のフルオロキノロン系に対しても耐性を示す「高度多剤耐性株」の蔓延が深刻化している実態が明らかになった。(関連記事「耐性化が進む知られざる性感染症」)