アレルギー性疾患は学童期に多く見られ、安全な学校生活を送るには給食やアナフィラキシー対策など適切な環境の整備が不可欠である。しかし、国内における小児のアレルギー性疾患、学校でのアレルギー対応訓練および校内で発生したアレルギー反応などの実態は明らかでない。岐阜大学病院小児科・アレルギーセンターの熊谷千紗氏らは、岐阜県内の小中学校を中心とする公立校561校、児童・生徒16万人超を対象に質問票を用いた横断調査を実施。アレルギー対応訓練の実施率は96.8%、アドレナリン自己注射製剤(AAI)の実践訓練は93.9%といずれも高かった一方、ロールプレー訓練の実施率は45.5%にとどまるなど課題も見られたとの結果をBMC Pediatr(2026年1月28日オンライン版)に報告した。(関連記事「小中学生で増加するアレルギーは?」)