敗血症関連脳症(SAE)は、集中治療室(ICU)入室患者の半数以上に発生し、長期死亡や認知機能障害と強く関連する重篤な合併症だが、現時点で特異的な治療法はない。対症療法として鎮静療法が行われるが、SAEの長期予後に及ぼす影響について大規模データで検証したエビデンスは少ない。中国・West China Second University Hospital of Sichuan UniversityのYuan Li氏らは、米国の救急部とICU医療に関するデータベースを用いてSAE患者における鎮静療法と1年全死亡との関連を検討。鎮静療法によりSAE患者の1年全死亡率が有意に低下し、特にプロポフォール単独投与で予後改善効果が高かったなどの結果をPLoS One(2026; 21: e0340371)に報告した。(関連記事「敗血症における脳障害の鑑別を解説!」)