デンマーク・University of CopenhagenのMarlene Ø. Krag氏らは,一般医(GP)による6年間の構造化された個別化治療(Structured Personal Care,以下,個別化治療)を通常治療と比較したDiabetes Care in General Practice(DCGP)試験に参加した2型糖尿病患者をその後13年間追跡した結果をDiabetologia(2015年11月26日オンライン版)で報告した。6年間の介入終了時点では女性にのみ個別化治療によるHbA1cの有意な低下作用が認められたが,その後13年間の追跡でも女性でのみ全死亡リスクおよび糖尿病関連死リスクの低下が認められた。同氏らは,こうした結果には社会的・文化的な性差が複雑に関与しているのではないかと考察している。 (BananaStock/Getty Images)