フランス・Polyclinique de PoitiersのMathilde Fraty氏は、「アンジオポエチン様蛋白質(ANGPTL)2の血中濃度は、2型糖尿病患者の全死亡および心血管イベントを予測するマーカーとして有望」とする研究結果を欧州糖尿病学会(EASD2016、9月12~16日、ミュンヘン)で報告した。同国の2型糖尿病患者約1,300人を対象に解析したところ、血中ANGPTL2値が19.5ng/mL超の群では、19.5ng/mL未満の群に比べて全死亡および心血管イベントのリスクがいずれも約2.5倍だったという。この研究成果はDiabetologia(2016年8月4日オンライン版)にも掲載されている。