免疫チェックポイント阻害薬イピリムマブにより根治切除後の悪性黒色腫で有意な延命効果が見られた。根治切除術後のステージⅢ悪性黒色腫患者に対する術後補助療法として免疫チェックポイント阻害薬イピリムマブ10mg/kg/日を使用した場合の有効性および安全性を検討した第Ⅲ相二重盲検ランダム化試験の成績を仏・University Paris-SudのAlexander M.M. Eggermont氏らがN Engl J Med(2016; 375:1845-1855)で発表した。この結果は、10月7~11日にコペンハーゲンで開かれた欧州臨床腫瘍学会議(ESMO)2016でも報告された。