【ダルエスサラームAFP時事】アフリカ東部タンザニアで、エボラ出血熱に似たマールブルグ病にかかった5人が死亡した。同国保健省が21日明らかにした。 <img alt="jiji0322_01.jpg" src="https://asset.mtweb.jp/news/jiji0322_01.jpg" width="350" height="485" style="text-align: center; display: block; margin: 0 auto 20px;max-width: 300px; height: auto; " /> ムワリム保健相は「当局の研究所はマールブルグウイルスによる病気と確認した」と言明。「政府は病気のまん延を制御できている」とした上で、「タンザニアが最初ではないのでパニックになったり経済活動を停止したりする必要はない」と国民に冷静な対応を呼び掛けた。 タンザニア政府は先週、ウイルス調査のため北西部カゲラ州へ緊急対応チームを派遣。世界保健機関(WHO)は素早い対応だと評価した。 マールブルグウイルスは高熱を引き起こし、時に出血や臓器不全をもたらす。アフリカでは1月に赤道ギニアで確認され、11人が死亡。過去には南アフリカやアンゴラ、ケニアなどでも感染が確認されている。 (2023年3月22日 時事メディカル)