【ジュネーブAFP時事】世界保健機関(WHO)は、たばこの消費量削減に向けWHOが推奨するすべての措置を導入した国は、ブラジル、モーリシャス、オランダ、トルコの4カ国に限られているとする報告書を公表した。 WHOは7月31日発表の報告書で、広告の禁止、パッケージへの健康被害の警告掲載、たばこ税の引き上げ、禁煙希望者への支援といったたばこ消費削減策を講じるよう各国に促した。 報告書によれば、少なくとも1種類のたばこ規制策により保護されている人口は、世界人口の71%に当たる約56億人で、2007年の5倍に達した。世界の喫煙普及率は、07年の22.8%から21年は17%に減少した。 (2023年8月2日 時事メディカル)