既存の抗血管内皮増殖因子(VEGF)療法は、糖尿病黄斑浮腫(DME)に対する有効な治療法ではあるものの、奏効率の改善や注射頻度の低減などを実現するためにさらなる治療選択肢が求められている。米・Cleveland Clinic Martin HospitalsのRishi P. Singh氏らは、DMEに対するブロルシズマブとアフリベルセプトの有効性と安全性を直接比較する二重盲検第Ⅲ相ランダム化比較試験(RCT)を実施。52週間の治療後、視力転帰に関してブロルシズマブはアフリベルセプトに対して非劣性であり、中心窩網膜厚(CST)の減少量が有意に大きかったことをJAMA Ophthalmol(2023年11月16日オンライン版)に報告した。