早期大腸がんの内視鏡的切除後に追加の外科的切除を行うか否かは、現行ガイドラインに基づき判断するが、追加治療施行例のリンパ節転移(LMN)割合は高いとはいえず、LMNの予測は容易ではない。昭和大学横浜市北部病院消化器センター内科の神山勇太氏は、大腸T1がんのLMNを予測する人工知能(AI)モデルを開発、精度を検証した結果を第100回大腸癌研究会(1月25~26日)で発表。「開発したAIモデルの予測能は、現行ガイドラインと比べて有意に高く、over surgeryを35%低減できる可能性がある」と述べた。