スボレキサントが過活動型・混合型せん妄を予防

多施設共同第Ⅲ相試験の結果を初公表

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 せん妄は入院期間の延長や死亡リスクの上昇に関連するため対策が必要である。せん妄患者では睡眠覚醒サイクルの障害が高頻度に認められ、睡眠覚醒サイクルを維持するデュアルオレキシン受容体拮抗薬(DORA)のスボレキサントは、せん妄予防効果が検討されているが依然不明である。第120回日本精神神経学会(6月20~22日)で順天堂大学精神医学講座教授の八田耕太郎氏がせん妄予防に対するスボレキサントの有効性と安全性を検証する多施設共同第Ⅲ相二重盲検ランダム化比較試験の結果を初めて公表。スボレキサントが過活動型・混合型せん妄に対して予防効果を示したことを報告した。同研究結果はJAMA Ntw Open8月1日オンライン版)に掲載された。(関連記事「オレキシン受容体拮抗薬、せん妄予防に有効」)

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