生殖補助医療の進歩は多くの女性に不妊治療の選択肢を提供してきたが、500人に1人の割合で見られる絶対的子宮性不妊のケースでは現行の医療での挙児は不可能だ。そうした中、絶対的子宮不妊の女性に妊娠・出産の選択肢を提供する手技として子宮移植が注目されている。米・Baylor University Medical CenterのGiuliano Testa氏らは、自施設で施行した絶対的子宮性不妊女性に対する子宮移植の長期的転帰を評価、移植成功率および子宮グラフト生着後の生児出生率は高いとJAMA(2024年8月15日オンライン版)に報告した(関連記事「米、子宮移植33例の6割で生児出産」)。