人工膝関節全置換術中の止血帯使用はNG!
抗菌薬予防投与の有効性を下げる可能性
人工膝関節全置換術(TKA)施行時には、術中出血の管理や無出血の術野確保を目的として止血帯が使用される。ただし、下肢の血液循環を一時的に停滞させるため静脈血栓塞栓症リスクの上昇、創部の低酸素を来すなどの短所があり、止血帯使用と人工関節周囲感染(PJI)との関連も指摘される。カナダ・McGill UniversityのJulien Montreuil氏らは、止血帯の使用がセファゾリンの局所組織(脂肪、滑膜、骨中)濃度に及ぼす影響を検証する単施設二重盲検ランダム化比較試験(RCT)を実施。その結果、止血帯使用群では投与60分後のセファゾリン局所組織濃度が有意に低く、止血帯が抗菌薬の有効性に悪影響を及ぼす可能性が示唆されたとJAMA Netw Open(2024; 7: e2429702)に報告した。(関連記事「人工膝関節置換術後の感染診断に関節液グラム染色」「人工膝関節置換術後の低用量アスピリンは妥当」)
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