産後出血は産科における危機的な事態だ。医療資源が限られた環境では、産後出血が母体死亡の主因となっている。オーストラリア・Burnet InstituteのJoshua F. Ginnane氏らは、産後出血の予防、診断、治療目的の介入の費用効果を検討するシステマチックレビューとメタ解析を実施。治療としてのトラネキサム酸の使用やケアバンドル介入が、産後出血を低コストに改善するとの結果をPLoS Med(2024; 21: e1004461)に報告した。