3項目で小児の自殺リスクを高精度に予測

PHQ-9に基づくリスク予測モデルを作成

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 自殺は米国の若者の主要な死因の1つであり、うつ病との関連が強い。外来受診時に広く用いられるうつ病の自己報告式質問票Patient Health Questionnaire(PHQ)-9は、成人および青年の大うつ病検出において良好な感度と特異度を有することが示されている。ティーンエージャーに対しては、PHQ-9に4つの補足項目を加えたPHQ-9 modified for teens(PHQ-9M:0~27点、高スコアほど抑うつ症状が強い)が用いられるが、小児の将来の自殺リスク予測におけるPHQ-9とPHQ-9Mの予測能どの項目の組み合わせが最適かは十分に検証されていない。米・Children's Hospital of Philadelphia/University of PennsylvaniaのFuchiang Tsui氏らは、自施設でPHQ-9Mに回答した12~17歳の小児13万例超を対象にコホート研究を行い、「自殺リスクの予測において重要なPHQ-9Mの上位3項目を同定し、簡便かつ高精度な予測モデルを開発した」との結果をJAMA Netw Open2024; 7: e2438144)に報告した。(関連記事「青少年自殺者、6割が精神的問題で受診せず」)

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