フィネレノンのベネフィット、BMI高値例ほど大

肥満パラドックスは認められず

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 非ステロイド型の選択的ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬(MRA)フィネレノンは、二重盲検プラセボ対照ランダム化比較試験FINEARTS-HFにおいて左室駆出率(LVEF)が軽度低下した心不全(HFmrEF)だけなく、LVEFが保たれた心不全(HFpEF)患者に対する有効性が示されている。英・University of GlasgowのJohn J.V. McMurray氏らは、同試験の事前設定解析としてベースラインのBMIおよびウエスト周囲長/身長比(WHtR)別のサブ解析を実施。フィネレノンの効果は肥満の有無にかかわらず認められ、BMI高値例ほどベネフィットが大きかったとの結果をJ Am Coll Cardiol2024年12月4日オンライン版)に報告した。なお、心不全患者では肥満者の方が予後が良好という「肥満パラドックス」は認められなかった。(関連記事「フィネレノン、日本の実臨床でも有望」)

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