ファリシマブ、実臨床でも症状改善に有用

新生血管型加齢黄斑変性で抗VEGF抗体薬の切り替え

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 新生血管型加齢黄斑変性(nAMD)治療の第一選択肢は、抗血管内皮増殖因子(VEGF)抗体の硝子体内注射である。ドイツ・University Medical Center of the Johannes Gutenberg-University MainzのPeter Wolfrum氏は、抗VEGF-A/抗アンジオポエチン(Ang)-2ヒト化二重特異性モノクローナル抗体ファリシマブへの切り替えによる臨床転帰について、リアルワールドデータ(RWD)を用いて後ろ向きに検討。視力の有意な変化は得られなかったものの、中心窩網膜厚(CRT)および軸性網膜色素上皮剝離(PED)の有意な改善が認められたことをJ Clin Med2025; 14: 423)に報告した(関連記事:「加齢黄斑変性の線維化抑制効果、2剤を比較」、「VEGF/Ang-2阻害薬ファリシマブの実力」)。

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