飲酒はがんリスクを高める一方で、赤ワインは白ワインより健康に良いとされるが、これまでこの通説に関して研究はなされてこなかった。米・Brown University のRachel K. Lim氏らは、赤ワインまたは白ワインの摂取とがんリスクとの関連についての観察研究のメタ解析を行った。その結果、「赤ワインと白ワインの摂取でがんリスクとの関連に差は認められなかった」とNutrients(2025;17:534)で報告した(関連記事『「食べながらワイン」で糖尿病リスク低下』)。