西洋医学のみでは治療が難しい疼痛に対し、漢方薬や鍼灸などの東洋医学的アプローチが奏効するケースは少なくない。獨協医科大学麻酔科学講座主任教授の濱口眞輔氏は、自施設の疼痛外来における漢方治療の実践について第75回日本東洋医学会(6月6~8日)で発表。腰椎疾患に伴う腰下肢の痛み、冷え、痺れの治療に難渋し、漢方薬が症状緩和に有効だった症例などを解説した。