抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎、重症関連因子が判明

タイ・急速進行性間質性肺疾患を検討

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 抗メラノーマ分化関連遺伝子5抗体陽性皮膚筋炎(抗MDA5抗体陽性DM)は、まれだが重篤な自己免疫性の炎症性筋疾患である。急速進行性間質性肺疾患(RP-ILD)併発例では特に予後が不良であるものの、RP-ILDおよび死亡に関連する因子は明らかでない。タイ・Mahidol UniversityのTulaton Sodsri氏らは、同国の成人抗MDA5抗体陽性DM患者を対象に単施設後ろ向きコホート研究を実施。その結果、RP-ILDの関連因子(危険因子または保護因子)として男性、関節炎、抗核酸抗体(ANA)陽性が、死亡の関連因子として男性が抽出されたと、BMC Rheumatol2025; 9: 102)に報告した。(関連記事「皮膚筋炎にトファシチニブが有用性示す」「抗MDA5抗体皮膚筋炎にJAK阻害薬を上乗せ」)

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