スウェーデンのカロリンスカ研究所は6日、2025年のノーベル生理学・医学賞を、坂口 志文しもん ・大阪大特任教授(74)ら3人に授与すると発表した。日本のノーベル賞受賞は、昨年平和賞に輝いた日本原水爆被害者団体協議会に続いて2年連続となる。 坂口氏は、過剰な免疫反応を抑える「制御性T細胞」を発見した。 個人での日本のノーベル賞は、21年に物理学賞を受賞した真鍋 淑郎しゅくろう 氏に続いて29人目(うち米国籍は3人)。生理学・医学賞では18年の 本庶佑ほんじょたすく 氏に続き6人目となる。 賞金は1100万スウェーデン・クローナ(約1億7500万円)で、3人で分ける。授賞式はノーベル賞の創設者アルフレッド・ノーベルの命日にあたる12月10日、ストックホルムで行われる。 (2025年10月6日 読売新聞)