レストレスレッグス(むずむず脚)症候群(RLS)とパーキンソン病(PD)との関連は明確ではない。両疾患の関連およびドパミン作動経路の役割を明らかにすることで、病態生理の理解が深まる可能性がある。韓国国民健康保険公団(NHIS)Ilsan HospitalのMyeonghwan Bang氏らは、RLSがPD発症の危険因子であるか、ドパミン経路がRLSおよびPDとどの程度関連しているかを検討する後ろ向きマッチドコホート研究を実施。その結果、RLSはPDの危険因子であり、ドパミン作動薬(DA)使用の有無でリスクに差があったことからドパミン作動経路以外の機序の関与が示唆されたとJAMA Netw Open(2025; 8: e2535759)に報告した。(関連記事「レストレスレッグス症候群で自殺リスク3倍」)