先天的に皮膚が剝がれやすく、わずかな機械的刺激でも皮膚に水疱や潰瘍が生じる表皮水疱症。これまで有効な治療法がなく、対症療法にとどまっていた。そうした中、塗布型遺伝子治療薬ベレマゲン ゲペルパベク(商品名バイジュベックゲル)が栄養障害型表皮水疱症(DEB)を効能・効果として10月22日に発売された。北海道大学大学院皮膚科学教室准教授の夏賀健氏は、Krystal Biotech Japanが10月21日に東京都で開催したメディアセミナーに登壇し、「創傷が早期に閉鎖し、痛みが軽減するなどQOLの向上が期待される」と述べた。(関連記事「水疱症治療薬ベレマゲン ゲペルパベクが発売」)