乾癬性関節炎へのリサンキズマブ、実臨床でも有効

患者と医師の治療満足度も高い

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 乾癬性関節炎(PsA)は、病態が複雑で進行性の炎症性筋骨格疾患であり、乾癬の合併症として患者の4人に1人に影響を及ぼす。抗インターロイキン(IL)-23p19モノクローナル抗体リサンキズマブは、臨床試験において活動性PsAへの長期有効性が示されている(関連記事「リサンキズマブ、乾癬性関節炎に長期有効」)が、実臨床でも同様の効果を発揮するかは十分に検討されていない。米・University of UtahのJessica A. Walsh氏らは、欧米6カ国で登録した生物学的製剤未治療の成人PsA患者を対象に、実臨床における同薬150mg皮下投与の有効性と満足度を検討する横断研究を実施。その結果、リサンキズマブにより関節症状、疼痛、疲労感に有意かつ臨床的に意義のある改善が認められ患者と医師の双方から疾患コントロールに対する高い満足度が報告されたと、Rheumatol Ther2025年10月23日オンライン版)に報告した。

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