前立腺がんは、日本人男性の9人に1人が罹患するとされ比較的高頻度な一方で、死亡率は肺がん、胃がん、大腸がんなど他の主要ながんと比べて低い。ただし年間に1万3,000人以上(男性66人に1人に相当)が前立腺がんにより死亡しており、決して「放置してもいいがん」ではない。がん研究会有明病院(東京都)が11月27日に東京都で開催したメディアイベントでは、同院泌尿器科担当部長の沼尾昇氏が登壇し、前立腺がんの特徴と診断、最新の治療選択肢について解説した。