エプコリタマブ併用療法、難治濾胞性リンパ腫に著効

リツキシマブ+レナリドミドと比較:EPCORE FL-1試験

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 再発・難治性の濾胞性リンパ腫(FL)に対する標準二次治療は、レナリドミド+リツキシマブ併用療法(R2)だが、完全寛解が得られる患者は約半数で再発リスクの高さが課題となっている。米・Memorial Sloan Kettering Cancer CenterのLorenzo Falchi氏らは、再発・難治性FL患者を対象に、二次治療としてのCD3/CD20二重特異性抗体エプコリタマブ+R2併用療法とR2単独を比較する非盲検第Ⅲ相ランダム化比較試験EPCORE FL-1の2回目の中間解析を実施。R2群と比べ、エプコリタマブ群で無増悪生存(PFS)の有意な延長が認められたLancet2025年12月7日オンライン版)に発表。結果は米国血液学会(ASH 2025)で報告され、同試験の有望な成績に基づき、米食品医薬品局(FDA)はエプコリタマブ+R2併用療法を再発・難治性FLに対する治療薬として承認した(関連記事「エプコリタマブ併用療法、FDAが再発/難治性FLで承認」)。

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