免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の効果に影響する因子として、腸内細菌叢が注目されている。昭和医科大学病院腫瘍内科講師の有泉裕嗣氏らは食物摂取頻度調査票(FFQ)を用いて、日本人患者におけるICI投与前の食事内容とICIへの反応性との関連を検討する単施設前向きコホート研究を実施。331項目の食事変数のうち、酢の摂取頻度の高さとICIの奏効に有意な関連が認められたとFront Immunol(2025; 16: 1640603)に報告した。(関連記事「食物繊維ががん免疫療法の効果に好影響」)