ゾルゲンスマ、2歳以上で運動機能が有意に改善

第Ⅲ相STEER試験

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 初の脊髄性筋萎縮症(SMA)の疾患修飾薬として2016年に米国で承認されたヌシネルセン(商品名スピンラザ)に次いで承認されたのが、遺伝子治療薬のオナセムノゲンアベパルボベク(ゾルゲンスマ)だ。これまで同薬の適応は2歳未満だったが、今年(2025年)11月24日に米食品医薬品局(FDA)は、運動神経細胞生存遺伝子1(SMN1)に変異が確認された2歳以上の小児、成人への髄腔内投与を承認した。承認の根拠となったオナセムノゲンアベパルボベク髄腔内投与(OAV101 IT)の多施設共同ランダム化シャム対照二重盲検第Ⅲ相STEER試験の結果について、米・Children's Hospital of The King's Daughters, NorfolkのCrystal M. Proud氏らが、Nat Med2025年12月8日オンライン版)に報告。OAV101 IT群で主要有効性評価項目である投与52週時における運動機能の有意な改善が認められたと述べている。

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