気象病とは気圧、気温、湿度の変化によって現れる頭痛、めまい、気分の落ち込みといった心身の不調である。せたがや内科・神経内科クリニック(東京都)院長の久手堅司氏は、気象変化に伴う頭痛に対する五苓散の有効性を検討する後ろ向き観察研究を実施。結果について、第53回日本頭痛学会(11月21~22日)で「気象病患者の約80%で頭痛などの症状が改善した」と報告した。