アスピリンは、長年にわたり大腸がんの予防効果が検証されている。しかし、有効性のエビデンスは中等度にとどまり出血リスクを伴うことから、広範な集団への使用は推奨されない。近年、GLP-1受容体作動薬(GLP-1RA)の抗炎症作用および抗腫瘍作用が注目されているが、がん予防に関する研究は少ない。米・University of TexasのColton Jones氏らは傾向スコアマッチングを用い、大腸がんの初発(一次)予防におけるGLP-1RAとアスピリンの有効性および安全性を直接比較するリアルワールド研究を実施。結果を米国臨床腫瘍学会消化器がんシンポジウム(ASCO-GI 2026、1月8~10日)で発表した。