スフィンゴシン1-リン酸受容体(S1P1,4,5)調節薬エトラシモドは、中等症~重症の潰瘍性大腸炎(UC)を適応症として昨年(2025年)6月に国内で承認された(関連記事「新機序の潰瘍性大腸炎治療薬エトラシモドが承認」)。既存治療で効果不十分な難治例に対する1日1回経口投与の新機序薬として期待されるが、重症度別の有効性と安全性に関するデータは十分に蓄積されていない。米・Cedars-Sinai Medical CenterのAndres J. Yarur氏らは、同薬の第Ⅲ相プラセボ対照試験2件の事後解析を実施。プラセボ群と比べ、エトラシモド群では重症度を問わず臨床的寛解達成率が有意に高く、重症例において導入療法後も52週時まで改善の持続が示されたと、Clin Gastroenterol Hepatol(2026; 24: 210-220.e3)に報告した。