飲料用のペットボトルに、洗剤や消毒用アルコールといった飲み物以外の液体を移し替えることをやめるよう、国民生活センターが注意を呼びかけている。ペットボトルに入っていると飲み物と思い込みやすいためだ。子どもや高齢者などが誤飲した事故は、2020年4月~25年10月に報告されただけで、計8件に上り、肺炎になるケースもあった。 国民生活センターのまとめによると、医療機関から報告された事故8件は、2歳から90歳代の男女で、移し替えられた洗剤や殺虫剤などを誤飲した。 24年8月には、90歳代の男性が、家族がペットボトルに入れた洗濯用洗剤を誤って飲み、化学性肺炎で30日以上入院した。日常生活でスムーズに動くのが難しくなり、退院後もリハビリなどの治療が必要となった。20年3月には、6歳の男児が消毒用アルコールを誤って口にした。 洗剤や消毒液、除菌剤はペットボトルに入っていると、清涼飲料水などと見た目での区別が難しくなる。移し替えた本人は把握していても、周囲の人は分からずに飲んでしまう恐れがある。 センターの担当者は「子どもや高齢者は、症状が重篤化しやすい。誤飲したときは、症状にかかわらず、医療機関を受診してほしい」と話している。 (2026年3月18日 読売新聞)