<第1回>高齢者は"一般的"と"臨床的"に分けて考える

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

症例:90歳男性
血便で来院,下部消化管内視鏡で大腸がんと診断された。軽度の認知機能障害があり,手術や外科受診について相談すると,「まだまだ生きたいんです。ぜひ手術を受けさせてください」と気持ちを明かした...

何をもって臨床的に高齢者であると判断するか

 高齢者の臨床で難しいことの1つに,「この患者は"高齢者"である」と一律に定義する基準がないことが挙げられます。一定以上の年齢であっても若年・壮年層と同様のアプローチをすれば妥当である患者もいれば,65歳を超えたばかりなのにさまざまな衰えがあり高齢者の特徴を踏まえる必要がある患者もいるためです。

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