薬剤師のための褥瘡薬物療法/治療方針の考え方(後編・褥瘡は"治る疾患"と考えよう)
ポケットを切開する
ポケットを形成した褥瘡は概ね治りにくいと言えます。ポケットがある創は移動・変形しやすく、創内が擦れ合い、細胞増殖を妨げます。また、ポケット内に存在する壊死組織が細胞増殖を阻害することも考えられます。創内が確認できない場合やポケット上部の皮膚の緊張が強い場合、あるいはポケット内の最奥部にいたる途中に骨の突出部が存在する場合などは切開することが重要です。しかし皮膚にたるみがある場合では、切開するとかえって創の変形を増幅させ、治りにくい創になってしまうことがあります。

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