今、世界を席捲する病原真菌Candida aurisの発見者である槇村浩一氏(帝京大学大学院医真菌学教授)が、実に美しい真菌の写真集を刊行した。なぜ膨大な時間を費やして自ら写真を撮り、工夫を凝らした真菌図鑑にまとめたのか。対象への愛が「博物学」という古風な言葉すら思い出させる本書について、著者の思いを聞いた。 槇村浩一著、B5判、232ページ、5,000円+税、メディカル・サイエンス・インターナショナル