世界的な 「高齢化」に適合、WHO高血圧指針

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

背景:最大公約数のガイドラインが必要

 世界保健機構(WHO)は今年度(2021年度)、独自に高血圧治療ガイドライン(以下、WHOガイドライン)を発表した。欧米や日本などの先進国では、関連学会がまとめた各自の高血圧治療ガイドラインを定期的に発表しているが、いうまでもなくWHOは発展途上国や貧困国も含めた世界人類の健康保持を目的として設立されているだけに、そうした国々でも実施可能な最大公約数としたガイドラインが必要である。 脳心血管疾患は感染症、がんとともに人類の三大死因であり、予防のために血圧の適正管理は不可欠である。現在、世界は新型コロナウイルス感染の対策に主眼を置いているが、世界的な潮流である高齢化社会に適合した心血管疾患(CVD)予防策を講じる必要がある。そのような状況の中で今回、WHOガイドラインを取り上げたい。

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