今年(2024年)4月から新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する種々の特例措置が廃止され、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)ワクチンの特例臨時接種(無料)も終了となり、秋から冬にかけて対象者を限定したB類疾病用ワクチンとして年1回の定期接種に切り替わった。COVID-19に対する政策が大きな転換を迎えた今、あらためてSARS-CoV-2の病原性やワクチンの有効性および重要性について、疑問点を含め見直してみたい。