前回紹介した地方都市の急性期民間病院の事例では、米国の経営学者チェスター・バーナードが提唱した「組織の3要素」(①共通目的、②協働意思、③意思疎通)をベースに、改革の第1段階として日常的なオペレーションの改善に取り組みました(関連記事:「指南②医師の生産性は「3要素」で向上させるべし!」)。 医療機関はオペレーションが硬直化していたり、組織が年功序列型であったりするなど、変革に対する抵抗が強い傾向にあります。そこで、まずは身近なオペレーションから改善し、変化への適応を促すことを目標としたわけです。 その後、第1段階で一定の成果が確認できたため、第2段階に進むことになりました。