研究の背景:うつ病患者で多いTNFα発現 うつ病は抑うつ気分、興味の喪失、体重減少、不眠または過眠などを生じる精神疾患の1つである。非うつ病患者と比べてうつ病患者では、末梢血や脳脊髄液中の腫瘍壊死因子(TNF)αやインターロイキン(IL)などの炎症性サイトカインの発現が上昇するとされ、神経細胞、ミクログリア、アストロサイトなどの性質が変化しているとの報告がある。