医療DXは「技術ありき」から「ニーズ主導」の時代に(3月のデジタルヘルスニュース①)

認知症AI、LLM活用、治験DX、他

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 本連載では、デジタルヘルスの最前線から注目すべき動向をお届けしています。2025年3月は医療デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展とデジタルヘルス業界の再編が進み、業界にとって重要な転換点となりました。特に認知機能検査用人工知能(AI)プログラムの治験開始や治験DXなど、医療現場におけるAI活用が本格化する動きが見られました。今回は3月に起きた主なニュースのうち、国内の医療DXとAI活用に関する動向を深掘りします。

3月のデジタルヘルスニュース①
1. 認知機能検査用AIプログラムの治験届が提出
2. LLM活用で治験患者登録が効率化
3. 国がんが治験DXの実証研究を開始
4. 標準型電子カルテα版リリースと情報共有モデル事業の進展

加藤 浩晃(かとう ひろあき)

デジタルハリウッド大学大学院特任教授、東京科学大学医学部臨床教授、アイリス株式会社共同創業者・取締役副社長CSO(最高戦略責任者)

遠隔医療、AI、IoTなどデジタルヘルスの政策提言にも携わる、元厚生労働省官僚・現役医師・MBA。オンライン診療や治療用アプリなど数多くの事業開発に関わりながら、AI医療機器開発を手がけるアイリス株式会社を共同創業し、取締役副社長CSO。厚生労働省医療系ベンチャー・トータルサポートオフィス(MEDISO)サポーター、経済産業省Healthcare Innovation Hubアドバイザー、大学客員教授や非常勤講師、上場企業の社外取締役などを兼任。「医療現場」「医療制度」「ビジネス」の3領域に横断的に関わる知見を生かし、 ヘルステック領域の事業開発や支援を行う。2022年4月、次世代医療の共創の場としてTHIRD CLINICを開院。

加藤 浩晃
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