製薬会社「利益供与」と医師「処方行動」の密な関係
ただほど怖いものはない?
従来研究は患者の背景因子が考慮されず
製薬会社から医師への利益供与は処方に影響を与える。この点は多くの研究が報告している(Ann Intern Med 2021; 174: 353-361)。
ただし、従来研究には限界があった。医師の処方行動にのみ着目し、処方される患者の背景因子が考慮されていなかったのだ。つまり、利益誘導されたように映った処方だが、実は正しいプロモーションに導かれた、患者への適正処方の増加だった可能性も否定できない。
しかし7月24日、この限界を克服した研究がAm Heart Jに登場した。米・University of Nebraska Medical CenterのAmarnath R. Annapureddy氏らが実施した、米国心臓病学会(ACC)主導レジストリの解析結果である。
強みは、患者レジストリを用いているため、背景因子が明らかな点である。処方に差があった場合、それが「利益供与」によるものか「背景因子の差」によるものかを検討できる。
"There is no such thing like a free lunch."(ただほど怖いものはない;編集部注)という有名なことわざは、医療用医薬品処方にも当てはまるだろうか?
全文を読むにはログインが必要です
ログインして全文を読む
無料でいますぐ
会員登録を行う
- ご利用無料、14.5万人の医師が利用
- 医学・医療の最新ニュースを毎日お届け
- ギフト券に交換可能なポイントプログラム
- 独自の特集・連載、学会レポートなど充実のコンテンツ
\ 60秒でかんたん登録 /
会員登録










